50歳からの転職

 民主党から自民党へと新政権に代わり大幅な金融緩和と緊急経済対策を盛り込んだ補正予算も成立し、15年間続いた日本の経済停滞にも終焉の兆候が見え始めてきました。特に公共事業は景気回復への即効性が高い経済対策で、来年度当初予算案と今年度補正予算案を合わせた15ヶ月予算の公共事業費は合計で7.7兆円と大規模なものです。

 

 前自民党政権時代はお金のばら撒きと非難の矢面に立たされ続けてきた公共事業ですが、景気回復のためには公共事業が最後には内需拡大の決め手となりました。しかし長く続いた円高やデフレ不況から脱却するには、まだこれから時間が掛かります。

 

 もしこれで景気が回復しなければあとに残るのはデフレと膨大な借金だけで、ある意味では大きな賭けとも言えます。そのため政府にお願いしたいのは、今も多くの企業で続いているリストラ対策です。こちらは急を要します。たとえば50歳からの転職ですが、現実はかなり厳しいものです。

 

 50歳の求人実態を調べた記事がありますが、人材銀行で東京23区内勤務・営業関係の管理職・50歳・転勤可・給料の下限無し・希望額未記入の条件で検索したところ291件がヒットしました。募集の内容ですが、90%以上の会社や企業の採用予定者数は1人です。

 

 しかし50歳の求人案件の約5割は管理職ながらプレーイングマネージャーで、約3割は契約社員が条件の管理職です。さらに応募要件ではほぼすべての求人案件で管理職経験者で、同業種での管理職期間が10年かもしくは5年以上であることです。

 

 つまり50歳からの転職は管理職経験があり、さらに同業種での管理職がほとんどです。ただこれはあくまで人材銀行での求人なので、ハローワークに行けばもっとさまざまな職種や業種があります。ただいずれにしても50歳からの転職は、容易ではないことだけは間違いありません。